基準価額ってなあに?

加入者
先日、運用状況のお知らせっていうのが来たんですけど・・・
DC先生
大事なお知らせです、ちゃんと開封して確認してみてくださいね
加入者
見たんですけど・・・用語が難しくて・・・
DC先生
たしかに難しく感じてしまうかもしれませんね

基準価額は投資信託の値段

加入者
この「基準価額」ってなんですか?
DC先生
そのときの投資信託の値段のことですよ

投資信託の値段を「基準価額」といいます。

加入者
株式だったら「株価」みたいなものかな 。今いくらだよ、っていう時価?
DC先生
はい、そうです、1口あたりの値段を意味してるんです

基準価額のは1口当たりの値段のことです。

一般的には1万口あたりで表示されています。

加入者
株価みたいにけっこう変動するんですか
DC先生
株価みたいに常に動くのではなく基準価額は1日に1回値段が決まるものです

投資信託は、株式のように証券取引所が開いている間中、絶えず変わるわけではなく、1日に1回値段が決まり発表されるものです。

投資信託は口数で保有している

加入者
そもそも「口」ってどういうことですか?
DC先生
投資信託の持ち分を表す口数のことです
加入者
株だったら株数みたいなもの?
DC先生
そうです、投資信託の単位は「口」なんです
加入者
じゃあ、わたしはこの時点にこのお知らせに書いてある口数を持っているってことですか?
DC先生
はい、ちゃんとその口数を持っているんですよ

投資家がそれぞれその投資信託をどれくらい保有しているかを表しているのが口数です。

基準価額の計算は、その投資信託全体の純資産総額を投資家みんなの総口数で割って1口当たりの値段を出しています。

積み立てで口数を増やしている

加入者
えー?どうやって口数を増やしたんだろ?
DC先生
毎月掛金の中から購入してるんですよ
加入者
えー?毎月の掛金で同じだけ口数を増やしてたんですか?
DC先生
いえ、毎月掛金で購入する口数は変動しています
加入者
というと?
DC先生
リンゴで例えてみましょう
加入者
はい
DC先生
毎月1000円でリンゴを買うとしましょう。リンゴが200円のときは?
加入者
リンゴが50個買えますね
DC先生
そうです、リンゴが50円のときは?
加入者
リンゴが200個買えますね
DC先生
リンゴの値段を基準価額、個数を口数と置き換えてみてください
加入者
そうか、基準価額によって毎月増える口数は変わるんだ
DC先生
そうです、毎月口数が増えるのですが増え方は違います
加入者
保有している口数が減っちゃうってことはあるのかな?

DC先生
それはないですよ

(口数×基準価額)-費用が評価額

加入者
ところで、わたしはいくら持っているの?
DC先生
評価額のところに書いてあります。(口数×基準価額)-費用が評価額です
加入者
費用ってなんですか?
DC先生
解約時に信託財産留保額という費用がかかる投資信託もなかにはあります
加入者
かからない投資信託もあるんですね?
DC先生
はい、その場合には、口数×基準価額が評価額となります
加入者
なるほど、そうやって計算された評価額が自分の残高なんだ・・・
DC先生
はい、ところでお知らせを見る限り損益がプラスで増えているようですね
加入者
そうなんですよ、基準価額が上がればもっと増えるってことですね
DC先生
はい、基準価額は損益に影響します
加入者
よし、上がれ~!

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