月別アーカイブ: 8月, 2018

役員の還暦祝いができる?

 

 

こんにちは。

今回は役員にとっての企業型DCの活用についてです。

還暦祝いのようなお金を準備できるのです。

還暦祝いの赤いちゃんちゃんこのイラスト

社長
DCって退職金づくりになるんですよね?

DC先生
退職ということは支給要件ではないので退職金づくりではないですね

退職金というのは退職した時に支給されるものですが、DCの老齢給付金は一定年齢になったらもらえるもので、

退職しなくても支給されます。

 

退職しなくても退職所得になる

社長
退職は関係ないんですか

DC先生
はい、でも退職所得になり、退職所得控除が使えるんですよ

DCを一時金で受け取ると退職所得となります。

退職所得は長年勤めてもらえるもので、勤続年数によって退職所得控除(非課税枠)があります。

DCの場合は拠出期間を勤続年数として退職所得控除を計算します。

 

20年までは1年あたりを40万円とし、20年以上は1年あたりを70万円として退職所得控除を計算します。

1年未満の端数は繰り上げてよく、最低でも80万円の退職所得控除があります。

たとえば10年積立てれば、400万円の退職所得控除となるので400万円まで非課税です。

 

退職所得として2回もらえる

社長
まだまだ70歳までは引退しないつもりだからうれしいですね

DC先生
ふつうの退職金は勇退しないと支給されません

 

ふつうは勇退という事実があり、退職金がでたら退職所得になります。

中小企業の社長は70歳でもまだまだ現役の方も多いでしょう。

その点、DCは現役で社長を続けていても、60歳などの一定年齢になったら退職所得として受け取れます。

その後、実際に勇退したときに退職金をうけとったときにまた退職所得となります。

 

60歳のお祝いとして非課税で受け取れる

社長
じゃあ60歳でもらえるお祝い金みたいですね

DC先生
還暦祝いみたいなものですね

 

60歳で退職所得控除を使っていったんDCを受け取り、実際に勇退したときにまた退職所得控除を使って退職金を受け取ることができます。

60歳のときのDCは還暦祝いのようなものですね。

退職所得控除の範囲内なら非課税です。

50歳以上で新規にDCに加入すると60歳からはもらえません。加入期間によって受給可能年齢が引きあがりますが、遅くとも65歳には受け取れます。

 

DCを受け取ってから5年以上空けて勇退する

社長
退職所得控除を2回使えるってすごいですね

DC先生
先にDCを受け取り5年以上あけることに注意が必要です

退職所得控除は年をずらして退職金等を受け取った場合に通算します。

DCを先に受け取った場合には4年以内通算となります。

そのため5年以上空ければ、後からもらう退職金等も退職所得控除をフルに活用できます。

社長
先に退職金をもらって、後で違う年にDCを受け取ったら・・・?

DC先生
その場合は14年以内通算となります

先に退職金等を受け取り、DCを後で別の年に受け取った場合には14年以内通算となります。

そのため15年以上あけないとも退職所得控除をフルに活用できません。

 

DC先生
順番に注意しましょう

 

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受給時の手数料

 

 

 

 

こんにちは。

今回は受給時の手数料についてです。

加入者
え?手数料がかかるのですか?

DC先生
2つの手数料がかかるんです。

 

60歳以降は「DC口座にお金があればかかる手数料」と「振込手数料」の2つがかかります。

60歳以降DC口座にお金があれば手数料がかかる

加入者
DC口座にお金があれば手数料がかかる・・・?

DC先生
口座管理手数料ですね

 

確定拠出年金はDC口座にお金があるだけで、管理するための費用がかかります。

そのため口座管理手数料がかかっているのです。

これは積立中であってもかかっていますが、60歳以降もDC口座にお金がある限り口座管理料がかかるのです。

手数料はそれぞれ異なりますが、月額300円の手数料とすれば、1年で3600円の手数料となります。

 

加入者
受給年齢を遅らせるとどうなりますか?

DC先生
その間、手数料がかかりますね

 

確定拠出年金は受給年齢がきたら、遅くとも70歳までの任意のタイミングで受け取れますが、その間手数料がかかります。

たとえば本来60歳から受け取れるのに65歳まで受け取らないでいると、5年間口座管理手数料がかかります。

50歳以降で新規に加入すると受給年齢は60歳より遅くなります。

たとえば55歳から加入すると受給年齢が63歳となりますが、60歳から63歳になるまでは口座管理料がかかります。

 

 

 

受け取るときは振込手数料がかかる

加入者
振込手数料も負担ですか?

DC先生
受け取り回数が多いほどかかってしまいます

 

DC口座のお金を受け取るときは自分のの指定した口座に振り込んでもらうことになります。

そのとき振込手数料が発生し、資産から引かれます。

振込手数料はだいたい400円くらいですが、受取回数が多いほど毎回かかってしまいます。

 

受給年齢がきて一時金受取する場合

加入者
すぐに一時金受取したら・・・?

DC先生
手数料は少なく済みますね

 

受給年齢がきて裁定請求をする間だけ口座管理手数料はかかります。

振込手数料は1回で済みます。

 

受給を遅らせて年金受取する場合

加入者
受給年齢を遅らせて長い年金受取すると・・・?

DC先生
手数料はちょっと多くなりますね

まず受給年齢を遅らせるとその間口座管理手数料がかかります。

 

そして年金受取すると、すべての金額を受取終わるまで口座管理手数料がかかります。

加入者
受取終わるまでかかるんですか?

DC先生
長い期間で受け取るほどかかります

 

たとえば10年間にわたって年金受取すると10年間ずっと口座管理料がかかります。

 

さらに毎回振込手数料がかかります。

 

受取方法の選択は手数料よりも税金を考慮

加入者
受け取り方法の違いで手数料も違いますね

DC先生
ただ税金の違いのほうが影響は大きいといえます

月額300円の口座管理手数料が10年かかったとしても、せいぜい3~4万円です。

1回400円の振込手数料が10回かかったとしても4000円です。

いっぽうで一時金受取と年金受取の選択によって、税金のかかり方は数十万円の違いが出ることもあります。

とくに他の退職金がある場合は注意が必要です。

手数料もですが、税金のシミュレーションをしたうえで受け取り方法を検討したほうがいいでしょう。

 

 

DC先生
シミュレーションをして受取方法の選択をしましょう