iDeCoと個人年金保険
こんにちは。
今回はiDeCoと個人年金についてです。
加入者
iDeCoと個人年金とで悩んでます
DC先生
違いを見てみましょうね
個人年金は自分で運用しない
加入者
個人年金って自分で運用しないですよね
DC先生
契約時に決まった年金額が受け取れるというものです
個人年金保険は契約時に受取金額が決まります。
iDeCoのように受取額は運用次第というものではありません。
加入者
大きく増えるものでもないですよね
DC先生
最近は予定利率も低いですね
保険は保険会社が保険料を集めて基本的に債券で運用するものです。
最近は予定利率が高くはないので大きく増えることは期待できません。
加入者
長期的にみて預金より得なのかな?
DC先生
預金より税制メリットがあるというものですね
個人年金保険料控除は上限がある
加入者
税金のメリットって?
DC先生
個人年金保険料控除が使えるんです
税制適格の個人年金であれば所得控除(個人年金保険料控除)が使えます。
控除額は1年間に払った保険料によります。
加入者
保険料が高ければ控除額も多くなるんですね?
DC先生
ただし、上限があります
平成23年12月31日までの契約か平成24年1月1日以降の契約かによって最大控除額が異なりますが、平成24年1月1日以降契約であれば所得税のための所得控除は最大で4万円、住民税のための所得控除は最大で2.8万円です。
加入者
上限があるのですか?
DC先生
はい、iDeCoはないですよ
iDeCoは掛金が全額小規模企業共済等掛金控除になります。
加入者
保険料を1万円として個人年金に加入するとどうなりますか?
DC先生
計算してみますね
平成24 年1月1日以降に個人年金保険に契約して保険料1万円(年間12万円)かけたとします。
所得控除は所得税、最大4万円、住民税2.8万円です。
所得税率が10%の人で概算すると所得税は4000円の節税です。
住民税は10%なので概算すると住民税は2800円の節税です。
加入者
掛金を1万円としてiDeCoに加入するとどうなりますか?
DC先生
計算してみますね
iDeCoに加入して掛金1万円(年間12万円)かけたとします。
所得控除は所得税、住民税とも12万円です。
所得税率が10%の人で概算すると所得税は12000円の節税です。
住民税は10%なので概算すると住民税は12000円の節税です。
加入者
iDeCo、すごい
DC先生
iDeCoは所得控除が掛金全額だから節税効果が大きいですね
個人年金保険は解約できる
加入者
個人年金は途中引き出しできますか?
DC先生
解約できますが一定期間たたないと元本割れしてしまいます
加入者
でも、途中引き出しできるんですね
DC先生
はい、iDeCoとは違いますね
iDeCoは原則60歳まで引き出しできませんが、個人年金保険は解約して現金化できます。
ただし、一般的に払った保険料より解約返戻金が少なくなってしまいます。
加入者
税金のメリットを見るとiDeCoがいいですね
DC先生
まずiDeCoを優先して、次に個人年金保険を考えるとよいと思いますよ
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