退職金と同じ年にDCを受け取るとき

こんにちは。

今回はDCの一時金受取についてです。

加入者
退職金とDC一時金を同じ年に受け取るとどうなりますか?
DC先生
同じ年であれば退職所得控除は期間の長いほうになります
加入者
期間の長いほう?
DC先生
退職金の勤続期間とDCの拠出期間の長いほうになります

60歳時に確定拠出年金と他の退職金も同時に一時金で受け取る、という人もいるでしょう。

同じ年に2つ以上の退職金があり、期間が重複する場合は長いほうの期間で年数を計算します。

●退職金2,000万円 ・・・30年間勤続(1980年に入社して2010年に退社)

●DC 500 万円 ・・・10年間拠出(2000年に加入し2010年まで加入)

DC先生
30年と10年を見て長いほうです

同じ年に受け取る場合、長いほうの30年で計算します。

加入者
えーと期間を出してどうやって退職所得控除を計算するんですか?
DC先生
20年までは1年あたり40万円、20年超は1年あたり70万円とします
加入者
となると、えーと・・・
DC先生
40万円×20年+70万円×10年で1500万円です

退職金とDCで2,500万円となりますが、退職所得控除は30年で1,500万円となります。

課税所得は(2,500万円—1,500万円)×1/2=500万円となります。

加入者
2分の1?
DC先生
退職所得控除を超えた分の2分の1に課税されます

税金は約107万円となります。(所得税約57万円、住民税は10%として約50万円)

加入者
うわ、税金、高いですね
DC先生
はい、DCを受け取る前にシミュレーションすることをおすすめします

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