iDeCo、ボーナス時ならもっとできるんだけど・・・

こんにちは。

今回はiDeCoの積立方法の見直しについてです。

年単位拠出

加入者
毎月掛け金をかけているんですが積立方法を変更したいんですよ

DC先生
というと?
加入者
ボーナスのときに積み立てるようにしたいなと思って

DC先生
なるほど
加入者
できますか?

DC先生
はい、年単位拠出にできますよ

iDeCoは12月分から翌年11月分の掛金(実際の納付月は1月~12月)の拠出期間を1年とします。

月々の積立だけでなく、この1年を単位として拠出計画を決めることができます。

加入者別掛金登録・変更届

加入者
どんな手続きがいるんですか?

DC先生
変更届を出すんです

掛金を年単位で拠出したい場合は、「加入者別掛金登録・変更届」を提出し、事前に拠出の年間計画を設定する必要があります。

拠出区分を決める

加入者
6月と12月に積立をしたいんです

DC先生
1年を2つに区分して6月と12月を拠出月とするんですね

1年(12ヶ月)を任意に区分し、年間の拠出月を決めます。

この任意に区分した期間を「拠出区分」といいます。

この例では1年を12月分~5月分、6月分~11月分というように1年間を2つに区分します。

加入者
いくらずつできるんだろう?

DC先生
はい、拠出限度額から計算するんです
加入者
え~と、わたしは上限が2万円なんですが・・・

DC先生
はい、拠出限度額を計算しましょう

「拠出区分」における拠出限度額は、

「1ヶ月あたりの拠出限度額(種別等により異なる)×拠出区分の月数」です。

この例では12月分~5月分の拠出限度額は2万円×6ヶ月分=12万円、6月分~11月分の拠出限度額は2万円×6ヶ月分=12万円となります。

拠出計画を立てる

加入者
年間24万円の拠出限度額を6月と12月で活用できるならいいな

DC先生
そうですね
加入者
6月に10万円、12月に14万円なんてできるのかな?

DC先生
それもできますよ

この例では12月分掛金~5月分掛金は拠出限度額12万円に対して2万円余っているため、6月分掛金~11月分掛金の限度額に2万円上乗せできます。

加入者
余り分を後半の拠出区分に使えるんですね

DC先生
はい
加入者
来年はもっと積み立てできるから来年に持ち越せないのかな

DC先生
それはできません

拠出限度額の余りは翌年には繰り越せません。

加入者
とりあえず決めておけばまた変更できますよね?

DC先生
変更は1年に1度なんです

拠出区分の変更や拠出額の変更は1年に1回となります。

加入者
私は給与天引きにしているから会社に言えばいいのかな?

DC先生
会社に確認してみてください

第2号加入者の人で、掛金の納付方法を給与天引(事業主払込)にしている場合、事務等の関係で対応ができない場合もあります。

その場合、掛金の納付方法を個人払込に変更することで、年単位拠出ができます。

加入者
変更できるなら安心した~

DC先生
積立しやすいですね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です