特別法人税ってなあに?

こんにちは。

今回は特別法人税についてです。

加入者
確定拠出年金は特別法人税がかかるんですか?
DC先生
本当はそうです・・・
加入者
本当は、というと?
DC先生
ずっと課税が凍結されてきてかかってこなかったんです

確定拠出年金は本来特別法人税がかかるしくみです。

資産残高に対してかかる

加入者
本当は、利益に税金がかかるということ?
DC先生
利益じゃなくて残高にかかるんです

特別法人税は課税を繰り延べていることに対する「あめとむち」のようなもので、資産残高に対して年率1.173%かかるしくみです。

加入者
じゃ、利益が出てなくてもかかるものなのですか?

DC先生
本来はそういうものです

 

特別法人税は 運用益ではなく残高に対して1.173% かかります。

ただし、実際は20年以上もの間、課税は凍結されています。

加入者
そんなに凍結されてきたんですか
DC先生
ずっと税制改正で凍結が延長されてきました

特別法人税は 税制改正時に、金融情勢などから鑑みてずっと課税凍結が延長され、2020年3月末までは課税凍結が決まっています。

課税されると資産が目減りする

加入者
課税されるとどうなるんでしょう?

 

DC先生
その分資産が減ることになります

運用で年率1.173%の利益が出たとしても、特別法人税が徴収されるとその分目減りしてしまいます。

加入者
運用益を出さないと
DC先生
そういうことになりますね

 特に定期預金だけで運用している人は、毎年残高が約1.1%ずつ減っていくことになってしまいます。

運用結果につながるので、税制改正による特別法人税については関心を寄せておきましょう。

 

 

~確定拠出年金の情報をクリップ~

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