資産ごとにリスクの要因が違う
こんにちは。
今回はリスクについてです。
リスクはリターンが上下するブレ幅ということ。
危険ということではありません。いろいろな要因で値動きがあります。
預金はインフレに弱いリスクがある
将来100万円のものを購入するために0.01%の銀行預金で貯めていったとします。
でも2%物価があがってしまうと102万円を目標にしないといけません。
運用利回りより物価が上がってしまうと準備が追いついていかなくなってしまいます。
これをインフレリスクといいます。
債券に金利によって価格が動くリスクがある
債券の魅力は利息がもらえることと、満期前に時価で売却もできること。
ただ、市場の動きによって債券の時価が辺土します。
たとえば2%の利息をもらえる債券をもっているのに、世の中の金利がどんどん上昇し金利が3%の時代になると、2%の債券の価値が下がり時価が下がってしまいます。
逆に世の中の金利がどんどん下落し金利が1%の金利の時代になると2%の債券の価値が上がり時価も上がります。
このようなリスクを金利変動リスクといいます。
株式は価格がいろいろな要因で動く
株式は景気や業績が良くなれば株価が上がる要因です。
ただ、機関投資家の動き、海外の株式市場の動きや、政治情勢、経済情勢などで変動しやすいのが特徴です。
外国資産は為替相場で価値が変わる
1ドル100円のときに100ドルの商品を買うには1万円を投じることになります。
日本円で1万円を出して買った商品が、1ドル120円のドル高円安になると12000円になり為替による利益が出ます。
いっぽう1ドル80円のドル安円高になると8000円になり為替による損失が出ます。
すべて信用リスクがある
銀行や保険会社が破綻してしまったら元本や利息が戻ってこないこともあります。
(預金は預金保険制度、保険は保険契約者保護機構というセーフティネットで一定まで保護されます)
債券や株式は発行体が破綻することもあります。
ただ、確定拠出年金は投資信託の中で株式や債券で運用するので、直接の影響はありません。
投資信託の場合は投資信託を運営している金融機関が破綻しても保護されるしくみです。
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