iDeCoは脱退できるの?
こんにちは。
今回はiDeCoの脱退についてです。
収入状況が下がってiDeCoを継続できなくなることもあるでしょう。
iDeCoは基本的に辞めることはできません。
掛金をO円にすることはできる
掛金をかけずに、今まで貯まったお金を運用だけすることはできます。
加入者でなく「運用指図者」になるのです。
貯まったお金は基本的に60歳まで引き出すことはできません。
運用指図者でも手数料はやはりかかりますので、手数料分資産が目減りすることになります。
脱退の条件は国民年金保険料がポイント
iDeCoは次の要件にすべて該当する場合は、脱退一時金を受け取って脱退することができます。
●国民年金保険料の納付を免除されていること
(障害基礎年金裁定通知を受けた人や国民年金法第89条第1項第3号の施設に入所している者は除きます)
●確定拠出年金の障害給付金の受給権者ではないこと
●通算拠出期間が3年以下、又は資産残高が25万円以下であること
●企業型又は個人型確定拠出年金の資格を最後に喪失した日から2年以内であること
●企業型確定拠出年金の加入者資格喪失時に脱退一時金を受給していないこと
2017年1月から脱退要件が厳しくなった
もともと脱退は立場が変わってiDeCoの加入者資格のない人になった場合に例外的に認められるものだったのです。
2017年1月から、60歳未満の人なら基本的に誰でもiDeCoに加入できるようになりました。
(企業型加入者に関しては会社の規約によります)
そのため脱退要件である加入者資格がない人の範囲が狭くなり、脱退しづらくなったのです。
2016年12月までは脱退要件が違う
以前は企業型DCに加入していた人が会社を辞めて専業主婦になったり、企業年金がある会社にいくと加入者資格がなく「運用指図者」になるしかなかったのです。
2012年の改正では脱退要件を緩和して脱退しやすくしていたのです。
そのため2016年12月までは脱退要件が異なります。
確実に年金資産をつくれる
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