前の会社での企業年金からの移換

こんにちは。

今回は企業年金に入っていた人の資産の移換についてです。

加入者
転職してきて、今回この会社で確定拠出年金に加入するんです
DC先生
転職先の企業型DCに加入するんですね
加入者
前の会社で企業年金に加入していたんですよ
DC先生
そのお金は脱退一時金で受け取りましたか?
加入者
あ~、よくわからないです。受け取ってはいないかな・・・
DC先生
前の会社の企業年金の資産を確定拠出年金に資産を移すことができますよ

前の会社で企業年金に加入していた人が転職して、転職先の確定拠出年金に加入する場合、企業年金の資産を確定拠出年金に移換することができます。

異なる制度からの移換なので「制度移換」といいます。

企業年金連合会に移換になっている

加入者
前の会社で加入していた企業年金のお金はどうなっているのですか?
DC先生
脱退一時金を受け取っていなければ企業年金連合会が管理している状態なのです
加入者
企業年金連合会?なんかきいたような・・・
DC先生
はい、資産が引き継がれています

前の会社の企業年金で脱退一時金として受け取っていなければ企業年金連合会に資産移換されています。

将来その資産は企業年金連合会から給付されます。

加入者
それには利率がつくのですか?
DC先生
一定の利率がついています

企業年金連合会に移換された資産には利率がつきます。

利率は移換の時期や年齢によって決まっています。

加入者
最近移換して30歳だとどれくらいですか?
DC先生
1.5%のようですよ
加入者
え?預金より全然いい
DC先生
ただ、DCに移せばもっと増やすこともできますよ

転職前に加入していた企業年金の資産を企業年金連合会に資産移換されていることを知らない人も多いようです。

確定拠出年金は自分で運用するしくみのため、自分が主体的に管理していくことになります。

運用しだいでは非課税でもっと増やすことも可能です。

資産の移換は3ヶ月以内

加入者
転職先でDCに加入したら移換できるのですか?
DC先生
はい、申出により資産を移すことができます
加入者
企業型だけですか?iDeCoには移換できないのですか?
DC先生
iDeCoにも資産を移すことができます

前の会社の企業年金の資産は本人からの申し出により脱退一時金相当額を企業型DCやiDeCoに移すことができます。

加入者
自分で管理したほうがわかりやすいかな?
DC先生
一元化しておくほうが管理はしやすいですね
加入者
企業年金連合会に受給の手続きするの、忘れそう
DC先生
残念ながらそういう人も多いようです
加入者
申出はいつでもいいのですか?
DC先生
今回のDC加入から3ヶ月以内に申出が必要です

企業年金連合会から資産移換をする場合は今回のDC加入資格取得日から3ヶ月以内に申出が必要です。

加入者
じゃあ移換してみようかな
DC先生
自分で運用をチェックして管理してくださいね

ちなみに企業年金の資産が企業年金連合会に移換されていない状態で、脱退一金の受け取りも行っていない場合は、前の会社の企業年金の加入資格を喪失した日から1年以内であれば確定拠出年金に移換できます。

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