信託報酬ってなに?
こんにちは。
今回は投資信託の信託報酬についてです。
加入者
信託報酬ってなんですか?
DC先生
金融機関に対する手数料です
投資信託を選ぶときは信託報酬もチェックする必要があります。
ひとつひとつの投資信託で信託報酬が違うのです。
共同負担する金融機関への手数料
加入者
あ~、やっぱり手数料がとられているんですね
DC先生
運用を任せるお礼ですね
投資信託は、購入するときの事務手続きを窓口の金融機関、運用しているときは投資信託会社、資産の保管は信託銀行というようにたくさんの金融機関が携わっています。
金融機関は手数料をとってこれらの仕事をしています。
この手数料が信託報酬です。
みんなで共同負担している
加入者
運用がうまくいかなくても払うんですか?
DC先生
運用がうまくいかなくても金融機関は仕事してますから
うまくいったときだけでなく毎日みんなの信託財産から自動的に手数料分がさしひかれています。
年率〇%となっていますが、1年に1回払うというものではなく、実際には日割りです。
投資信託とは投資家全体で大きな資産をつくって共同運用するしくみなので、手数料も大きな資産から毎日、日割り分の手数料が差し引かれています。
信託報酬は損益に影響する
加入者
安いほうがいいんでしょうか?
DC先生
損益にかかわりますからね。
投資信託の時価(基準価額)はこの信託報酬が差し引かれた後のものです。
基準価額の動きが実際に損益になるのです。
加入者
・・・どういうことですか?
DC先生
2つの例でみてみましょう。
たとえばA投資信託とB投資信託がともに2%上昇したとします。
A投資信託が年1%の信託報酬なら、投資家は1%の上昇になります。
B投資信託が年0.1%の信託報酬なら、投資家は1.9%のリターンになります。
加入者
ずいぶん違いますね
DC先生
だからチェックが必要なんですよ。
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