自動移換になっているかもしれない・・・
こんにちは。
自動移換されている人の注意点です。
加入者
会社を辞めてから手続きしてません
DC先生
自動移換されているかもしれませんね
企業型確定拠出年金に加入していた人が、その会社を退社してiDeCoに加入したり、企業型DCに加入することなく、なにも手続きせずに6ヶ月経過すると、今までの資産は国民年金基金連合会に移されてしまいます。
これを自動移換といいます。
けっこう多いのです。
確定拠出年金に加入していたかどうかすらわからないとか、どうせ金額も少ないしそのままにしている、という人も多いようです。
会社を辞めたら自分で手続きする
加入者
前の 会社が手続きしてくれると思ってました
DC先生
基本的には自分でするんです
会社で企業型DCに加入していて、その会社を辞めた人は、その会社の企業型プランの加入者ではなくなります。
転職先にも企業型DCがあればまたそのプランの企業型DC加入者となり、継続していくことになります。
転職先に企業型がなかったり、自営業者になるなどの場合は、iDeCoの加入者か運用指図者として継続することになるため、自分で手続きする必要があります。
法改正
加入者
なにか変わったのですか?
DC先生
自動移換を防ぐように改正されたんです
従来から自動移換になってしまった人がとても多いのが問題視されていました。
2018年5月からは転職先に企業型がある場合やiDeCoに加入する場合には、自分で手続きしなくても、基礎年金番号+性別+生年月日+氏名が完全に一致した場合のみ、企業型に自動的に移換されることになりました。
ただ、完全一致した場合のみなので、基本的に自分で手続きすることが大事です。
自動移換のデメリット
加入者
管理者が国民年金基金連合会に変わっただけじゃないのですか?
DC先生
全く違います。デメリットしかないですよ
自動移管されると、運用もできないのでお金を増やすことができません。
それどころか、資産から手数料が引かれていくので確実にお金が減ってしまいます。
さらに一時金で受け取るときの退職所得控除の期間に算入されず、加入期間にも算入されないので60歳から受け取れない場合もあります。
DC先生
自分のお金ですからきちんと管理してくださいね
※感想をお寄せください。
感想をいただいた人に「確定拠出年金は受取方法が大事!受け取り時のポイント(PDF)」をお届けします。
コメントはまだありません