つみたてNISAとの比較
こんにちは。
今回はiDeCoとつみたてNISAとの比較についてです。
「iDeCoは税金のメリットがある」と聞いたことがあると思います。
今回はiDeCoとつみたてNISAを整理してみましょう。
共通点・・・運用益が非課税
通常、金融商品で利息や分配金を受け取ったり、売却益が出たりした場合は所得税15.315%、住民税5%の合計20.315%がかかります。
たとえば銀行の利息は受け取ったときに税金が引かれている形(源泉分離課税)です。
個人型DC(iDeCo)もつみたてNISAも金融商品を運用して出た利益には税金はかかりません。
違いを見てみましょう。
違い①iDeCoは掛金が全額所得控除
大きな違いは掛金の税金についてです。
iDeCoにおいて拠出した掛金は、その全額が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の対象となります。
所得控除によって課税所得が下がるので、iDeCoは所得税と住民税が安くなります。
つみたてNISAはこのようなメリットはありません。
違い②非課税になる期間
確定拠出年金は運用益がずっと非課税です。
いっぽうつみたてNISAは非課税の期間が20年です。
違い③掛金をかけられる期間
iDeCoは60歳未満の人しか加入できません。
また掛金をかけられるのはiDeCoは60歳までです。たとえば59歳の人なら数か月しか掛けられません。
いっぽうつみたてNISAは20歳以上なら何歳の人でも20年かけられます。
違い④受け取れる時期
iDeCoは基本的に60歳以降にならないと受け取れません。
50歳以上で新規に加入すると60歳から受け取れず、もっと受取年齢が引きあがってしまいます。
つみたてNISAはいつでも引き出しできます。
違い⑤手数料
iDeCoは始めるときに手数料がかかり、毎月継続している間も運営管理にかかわる手数料がかかります。
ただ、商品の変更時には手数料がかかりません。
つみたてNISAは始めるときと継続している間の手数料はかかりません。
買付時申し込み手数料も解約時申込手数料も口座管理手数料もかかりません。
違い⑥商品
iDeCoには運用商品に定期預金や保険などの元本確保型商品があります。
また債券で運用する投資信託があります。
いっぽうつみたてNISAには定期預金や保険や債券型の投資信託はありません。
投資信託かETFとなります。
違い⑧掛金額
iDeCoは最低5000円からとなります。上限額はその人の立場によって異なります。
つみたてNISAは金融機関によって最低100円から始められます。
上限は年間40万円なので、だいたい月3.3万円が上限です。
違い⑨積み立て方法
iDeCoは個人払込(口座引落)のほか事業主払込(給与天引き)での積立ができます。
つみたてNISAは証券総合口座に運用資金をチャージしておいたり、銀行口座からの振替もできます。
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