選択制で育児休業給付はどうなる?

こんにちは。

今回は選択制確定拠出年金を選んだときの育児休業給付への影響についてです。

加入者
選択制確定拠出年金で積み立てしたほうがいいか悩んでるんです
DC先生
どこで悩んでるんですか?
加入者
将来、育児休業をとるときに影響があるってきいたもので
DC先生
たしかに少し影響がありますね

選択制はあくまでも任意の制度。

メリットとデメリットを確認したうえで選択することです。

育児休業給付金

加入者
どうして育児休業給付に影響があるのですか?
DC先生
整理して説明しますね

育児休業給付金は、育児のために休業するママやパパに対して、その生活を支援するための給付金です。

これは雇用保険から支給されます。

加入者
いくらもらえるんですか?
DC先生
給与に応じた金額なんです

育児休業給付の金額は、賞与を除いた給与や手当に応じた金額となります。

ざっくり(給与・手当)の50%です。

ただ、半年間は、ざっくり(給与・手当)の67%となっています。

育児休業給付への影響

加入者
どれくらい減ってしまうのですか?
DC先生
ざっくり掛金の50%と思ってください

30万円の給与の人なら、本来、30万円の50%で15万円もらえるはずでした。

選択制で1万円掛けたとすると29万円となるので、その50%で14.5万円になります。

1ヶ月で5000円減ることになります。

1年間で6万円少なくなることになります。

加入者
選択制のメリットで税金が安くなる効果はどれくらいですか
DC先生
税率が20%とすると掛金1万円で2000円ですね
加入者
1年間で2万4000円ですか
DC先生
はい、短期的に見ると育児休業給付の減少のほうが影響が大きいですね
加入者
20年間で48万円ですか
DC先生
長期的に見ればお得ですね

確定拠出年金の税金のメリットは長期的にはとても大きいといえます。

育児休業を近いうちに予定している人は、休業から復帰してから確定拠出年金に加入するというのも一つです。

また、選択制は掛金を自分で決められるので、育児休業があるかもしれない人は影響を小さくするため掛金額を少なくしておくという方法も一つです。

賞与からの選択制は影響がない

加入者
育児休業給付金が下がるなら選択制はやめようかなあ
DC先生
給与からの選択制ですか?賞与からの選択制ですか?
加入者
えっとうちの会社は賞与からです
DC先生
それなら育児休業給付金に影響はないですよ

育児休業給付金は賞与を除いた給与や手当に応じた金額となっています。

賞与からの選択制で確定拠出年金に加入しても育児休業給付金が下がることはありません。

加入者
あ、そうか、安心しました
DC先生
いつ頃育児休業を取る予定なのですか?
加入者
全然予定はないです、結婚もしてないし
DC先生
え?

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