選択制:給与が下がると残業手当はどうなるの?
こんにちは。
今回は選択制の手当についてです。
社長
給与からの選択制を導入するには基本給をさげるということですよね
DC先生
はい、給与の内訳を変えることになります
選択制確定拠出年金を導入するときには2段階で別々に考えます。
まず給与改定をし、基本給とライフプラン手当という名目に変更します。
次にライフプラン手当から希望者が加入選択できるように確定拠出年金を導入するのです。
給与制度を改定する
従来の基本給のうち一定額を、「ライフプラン手当」のような名目で切り出します。
例)基本給20万円の社員 → 新基本給18万円+ライフプラン手当2万円
残業手当で不利にならないようにする
社長
基本給が下がったら残業手当も下がってしまいますよね
DC先生
その点も考慮して改定する必要があります
基本給が下がると、それに紐づいて計算される残業代が心配ですよね。
確定拠出年金の導入により、残業代の算定基礎が減額されるようなことがあっては、社員にとって不利益変更となっていまいます。
そのため、「ライフプラン手当」も含めた金額を残業代算定の基礎にするなどの措置が必要となります。
残業代などの割増賃金の計算は賃金規程にて、「基本給+ライフプラン手当」をベースとする、などのように変更しておきます。
社長
そういうこともできるのですね
DC先生
従業員に配慮した設計をしていきましょう
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