選択制で失業手当はどうなる?
こんにちは。
今回は選択制確定拠出年金をしたときの失業手当への影響です。
失業手当への影響
失業手当は、ざっくり賞与を除いた給与や手当の50~80%です。
このように選択制確定拠出年金でライフプラン手当から掛金をかけると、失業手当が少なくなります。
たとえば24.5万円の給与とライフプラン手当5.5万円で合計30万円をもらっている人が
1万円を掛金にすると、この金額は給与ではないということになり、
29万円を基準に失業手当が計算されます。
なかにはすぐに転職先が決まる人もいるでしょうが、なかなか見つからない人もいるでしょう。
失業手当への影響もあると認識しておいたほうがいいでしょう。
転職の多い人はiDeCo
会社の確定拠出年金に加入後、退職した場合には、企業型プランの資格喪失になります。
転職先に確定拠出年金があれば、その企業型プランの資格取得、なければiDeCoでの加入者資格取得となり、手続きが必要です。
iDeCoの手数料負担
手数料は一般的に月額300円くらいです。
企業型であれば、手数料は会社が負担しますが、iDeCoは手数料を自分で負担することになります。
iDeCoは税金のメリットのみ
iDeCoは掛金が全額所得控除になり、掛金分所得税と住民税が安くなります。
iDeCoで1万円掛けるのと選択制で1万円掛けるのを比べてみます。
iDeCoは社会保険料の負担をして1万円の積立をすることになります。
社会保険料を15%でざっくり計算すると
同じ1万円となるためには
iDeCoは1764円(1万円÷85%)の社会保険料を負担して1万円の掛金を積み立てることになります。
社会保険料は金額そのものでなく、等級にあてはめて決まるので、実際と異なりますが、
税金や社会保険料の負担なく積立額にまわるしくみというのはメリットがあります。
転職を考えている人はiDeCo、長く働こうと思っている人は選択制というように考えてみてもいいでしょう。