年金受取の源泉徴収

こんにちは。 今回は年金受取の源泉徴収についてです。

加入者
年金として受取るときに税金が引かれるとききました
DC先生
はい、税金が源泉徴収されるんです

確定拠出年金の年金受取は支給の際に税金が源泉徴収されます。

源泉徴収

加入者
源泉徴収?
DC先生
はい、税金が引かれることです。ただこれは本当の税額ではないんです

年金受取の場合には、老齢年金の振り込み時に、一旦所得税と復興特別所得税が源泉徴収されます。

源泉徴収税額は7.5%です。

復興特別所得税は源泉徴収される所得税額の2.1%となります。

計算式は(年金額-年金額×25%)×10%×102.1%  (1円未満切り捨て) です。

加入者
ん~と、よくわからないです。いくらくらいですか?
DC先生
具体的にみてみましょう

年金額を50万円としてみます。

50万円-(50万円×25%)×10%×102.1%で約38000円となります。

加入者
これは正しい税額ではないんですか?

DC先生
年間所得で税額を出すと、この税金だけでは過不足が生じますよね

1年間でほかにも所得があれば、トータルで税額を計算する必要があります。

そうすると確定拠出年金の支払いの際に引かれた税金では過不足が生じます。

公的年金等にかかわる雑所得の計算

加入者
う~ん難しい
DC先生
具体的にみてみましょう

公的年金等に係る雑所得の金額は

(公的年金等の収入金額の合計額 - 公的年金等控除)

となります。

公的年金等控除は以下のように年齢や収入から計算します。

公的年金は65歳からですので、60歳から年間50万円の確定拠出年金を受け取っているとすると、上の表の65歳未満を見ると、70万円以下だから本来所得税は0円となります。

加入者
そうか、本来税金がかからないのに引かれちゃっているんだ
DC先生
そうなんです

確定申告で精算する

加入者
どうしたらいいのですか?
DC先生
源泉徴収票が届くので確定申告をします

毎年1月下旬頃に源泉徴収票が届きます。これをもとに「確定申告」(毎年2月16日から3月15日までの間)により精算することになります。

加入者
毎年確定申告しないと精算できないんですね

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