過去分をDCに移換するメリット
こんにちは。
今回は過去分をDCに移すメリットについてです。
加入者
うちの退職金制度が改正になってDCになったんですよ
DC先生
企業型DCを導入したんですね
加入者
過去分をどうするか選択できるんですよ
DC先生
選択制なんですね
既存の退職金制度を改廃して企業型DCを導入する場合、規約により過去分の資産をDCに移換するか現金で受け取るか選択できるケースがあります。
前払退職金
加入者
現金で受け取れると生活の足しになるなあ
DC先生
今使うことができますね、ただ本来より金額が少なくなりますよ
加入者
え?どうして?
DC先生
給与と同じ扱いになるからです
移換を選択しない場合には、「前払退職金」ということで、本来退職時にもらうものを前倒しでもらっている形となります。
「前払退職金」は給与と同じ扱いになります。
加入者
えっと、どういうことですか?
DC先生
給与みたいに税金と社会保険料がかかるんです
前倒しで受け取る退職金は給与を受け取るのと同じ扱いになります。
税金や社会保険料が引かれるので、そのままの金額がもらえるわけではありません。
DC移換金
加入者
移換したらどうなりますか?
DC先生
DC移換金は給与じゃないという扱いになります
加入者
税金と社会保険料は引かれないんですね
DC先生
はい、引かれないので、前払で受け取るより金額が多くなります
DC移換金は税金と社会保険料が引かれません。
そのままの金額がDC口座に入金されます。
DC移換金は60歳まで引き出せない
加入者
だから前払退職金より金額が多くなるんだ
DC先生
はい、老後資金づくりには有利ですね
加入者
あ、ただ60歳まで引き出せないのか・・・
DC先生
はい、だからこそ複利で大きく増やすこともできますよ
DC移換金は60歳より前に引き出すことができません。
逆をいうと、そのため長期に複利で老後資産を増やすことができるのです。
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