金融機関が破綻したらどうなるの?

こんにちは。

今回は金融機関が破綻した場合です。

確定拠出年金にかかわる金融機関が破綻したらどうなるのでしょうか?

 

加入者
破綻時のリスクも考えないとですね


DC先生
金融機関ごとに整理して説明しますね

 

運営管理機関の破綻

加入者
運営管理機関が破綻したら困りますね


DC先生
運営管理機関を変更すれればいいだけなんですよ

 

確定拠出年金は運営管理機関が窓口となっています。

運用商品の情報提供や、運用の記録管理などを行っています。

記録管理についてはレコードキーパーの専門機関に委託している形態が一般的です。

運営管理機関が破綻しても、実際に年金資産を預かっているわけではないので、年金資産に影響はありません。

 

資産管理機関の破綻

加入者
資産管理機関が破綻したらどうなりますか?


DC先生
資産管理機関が破綻しても大丈夫なんですよ

 

お金を管理している資産管理機関は信託銀行が業務を行っています。

その信託銀行が破綻したら、年金資産はどうなるのでしょうか?

信託銀行本体のお金と資産管理機関としての年金資産は分別管理が義務付けられています。

そのため、資産管理機関が破綻しても年金資産は保護されます。

 

加入者
じゃあ、破綻しても大丈夫なんですか?


DC先生
定期預金や保険商品で積み立てている場合はちょっと注意なんです

 

預金商品の提供銀行の破綻

預金で運用していてその銀行が破綻したら、元本1000万円のその利息までは保護されます。

1預金者あたりということになるので、その銀行に個人的な預金があったり財形制度の残高があったら合算されるので注意してください。

わりと残高が多い銀行の商品は避けて1000万円を超えないようにしましょう。

 

保険商品の提供保険会社の破綻

保険会社が破綻したら責任準備金の90%までの保護となります。

責任準備金の90%とはほぼ残高の90%ということです。

全額保護されるわけではないので注意しましょう。

嘆く株主のイラスト

投資信託提供金融機関の破綻

投資信託を運用している会社が破綻しても投資信託の残高は信託銀行が管理しているので大丈夫です。

信託銀行は分別管理が義務付けられているので金融機関が破綻しても大丈夫です。

 

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