運用指図者とは?

こんにちは。 今回は運用指図者についてです。

加入者
iDeCoって運用指図者っていうのがあるみたいなんですが・・・

DC先生
はい、加入者ではなく運用指図者になることができます

加入者と運用指図者との違い

加入者
運用指図者ってなんですか?

DC先生
加入者というのは掛金を掛けていますよね?

加入者とは、DC口座に掛金をかけて運用している人のことです。

加入者
そうですね、じゃ運用指図者は?

DC先生
掛金をかけずに保有資産の運用だけをする人のことです

運用指図者は新たに掛金をかけることなく、DC口座で保有資産の運用だけを行っている人です。

加入者
加入者から運用指図者になることはできるんですか?

DC先生
いつでもできますよ

掛金の拠出を停止したい場合には、所定の手続きを経れば運用指図者になることができます。

加入者
じゃ、運用指図者から加入者になることはできるんですか?

DC先生
それもいつでもできますよ

運用指図者になった後でも、再び掛金を拠出できるようになった場合は、所定の手続きを経れば加入者に戻ることができます。

60歳以降で受給前は運用指図者になる

加入者
掛金を払えないときにそんな方法があるなら安心ですね

DC先生
そのほか必然的に運用指図者になるケースもありますよ
加入者
というと?

DC先生
60歳以降で受給前の場合です

DCは60歳で掛金拠出が終わった後も保有資産を70歳まで非課税で運用し続けることができます。

この場合、新たに掛金の拠出は行わないので、運用指図者になるのです。

手数料を払わなければいけない

加入者
あ、手数料はどうなるんですか?

DC先生
運用指図者であっても手数料はかかるんです

運用指図者であっても手数料がかかります。

口座管理にかかる手数料

  • 国民年金基金連合会に支払う手数料:月額105円(掛金を納付する都度負担)
  • 事務委託先金融機関業務に関する手数料:月額66円
  • 運営管理手数料:金融機関によって異なる
加入者
掛金をかけないんだから手数料で資産が減ってしまうのでは?

DC先生
収益より手数料が多ければ目減りします

運用指図者は掛金をかけずに保有資産を運用するだけです。

運用収益より手数料のほうが高ければ保有資産は目減りしてしまいます。

加入者
少額でも掛金を掛けていったほうがいいですね

DC先生
そうですね

運用指図者は手数料がかかることに注意しましょう。

 

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